埼玉県狭山市の歯医者の新聞木馬新聞29号

内容

お蔭様という神様

 6月は歯と口の健康週間で、色々な情報がテレビやラジオ、新聞、雑誌などで取り上げられました。

 木馬歯科でも8020を達成している方を表彰しました。80歳で20本ではなく80歳以上で20本以上歯が残っている方を対象として
います。ですから90歳の方ですと、今年で11回表彰したことになります。

 患者さんのTさんは70歳くらいから通って頂いています。一通りの治療は終わってここ10年位はメインテナンスのみで通院しています。

 来院してすぐに「何かおかわりありませんでしたか?」と聞きますが、だいたい毎回「お蔭様で」と返答されます。

 木馬歯科のメインテナンスとはブラッシングがよくできているかのチェックと、プロによる清掃です。

 十分な時間をとっていますが、日頃のお手入れがきちんと出来ている方は時間いっぱいかからないこともあり、残りの時間はおしゃべりということもあります。Tさんは毎回、おしゃべりをしてから帰ります。年を取った方の話は色々と参考になり楽しみです。

 Tさんは戦争に行っています。そして学校で教鞭を長くとっていたそうです。それと若い頃は大病を患ったこともあると教えてくれました。

 Tさんは現在90歳です。喜寿も米寿の頃もメインテナンスに来ていただいていました。

 ちょっと前に米寿のお祝いを言ったことがありました。花束を渡して、私と一緒に写真を取りました。

 Tさんは病弱だった自分がこんなにも元気で長生きできるとは思っていなかったそうです。木馬歯科のメインテナンスのシステムのお蔭で、長生きしているとおっしゃっていました。

 歯科医師として大変うれしい言葉です。わたしたちは、ただ歯を長持ちさせるための行動を教えているに過ぎません。家で実行している患者さんが健康を作っているのです。

 健康って作れるんですよ。逆に言えば病気を作ることも出来るのです。

 初対面の患者さんが来院すると既往歴などにも注意します。なぜならば診療中に亡くなられると困るからです。特に心臓や脳の病気の既往がある場合には注意します。

 患者さん自身は心臓や脳疾患は運が悪かったと思っているかもしれませんが、物事は全て偶然はなく必然なのです。

 共通しているのは口の中が汚れているということです。口の中の汚れが病気の原因です。興味がある方は過去に発行した木馬新聞を参考にしてください。

 口の中には100億個の常在菌がいます、歯ブラシがうまくないと300億個に増えるとも言われています。

 ブラッシングがうまくできないと、歯周病になります、初期症状は歯肉からの出血です。

 出血とは口の中の血管が破れるということです。すると口の中にいる常在菌が血管を通して他の臓器にも移動します。

 もしかしたら、臓器の血管を常在菌(プラーク)が詰めてしまうかもしれません。昔、心臓外科医が書いた本を読んだことがあります。心臓外科医は心臓を切ることが多いわけですが心臓の内壁にプラークがたくさん付いているそうなのです。

 わたしたち(心臓外科医)が忙しいのは歯科医師がさぼっているからだというようなことが、書いてありました。

 確かにその通りなのです。成人の8割が歯周病にかかっているという状態は歯科医師にも責任があります。

 でも、8020運動が平成元年に始まり、現在29年になりました。お蔭様で8020を達成した方が50%を超えるようになりました。この結果は歯科医のがんばりの成果と言えるのです。

 でも、50%の方はまだまだ歯に関しては困っているとも言えます。歯をたくさん残すことが医療費の削減になると厚生省の声掛けで始まった8020運動ですが、まだまだ道半ばです。

 だいぶ木馬歯科では歯ブラシのチェックだけで通院する方が増えてはいますが、痛くないのに歯医者へ通院する必要はないと考えている人も大勢います。

 こういう方々にもお蔭様という神様の声が届くように大声を上げていこうと思います。

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