木馬新聞19号

内容

莫大な医療費を救うのは歯医者

先日、新報道2001というフジテレビの報道番組で、
「莫大な医療費を救うのは歯医者」という特集が組まれました。

ところで、国民総医療費って年間いくらかご存知ですか?
40兆円です。
こう言われても実感が沸きませんね。
国家予算が96兆円です。皆さんが納めた税金が医療費に充てられるわけでは、
ありませんが、莫大な額だということは少し感じられるでしょう。

いや、よくわからない。ならば、よくやり玉にあがる公共事業費が6,7兆円です。
その6倍が国民総医療費です。

しかも毎年1兆円ずつ増えています。
いったい医学は進歩しているのでしょうか?

報道番組では、九州の歯科医をカメラが追っていました。
現場はある老人介護施設です。その先生は訪問診療もよくやっているようです。

ある寝たきりで過ごす老人。口には入れ歯が入っていません。
入れ歯はあるようですが、使ってはいないのです。
使う意思はあるのかもしれませんが、使いずらいのでしょう。

その先生の名前は川原先生、先生は入れ歯の調整をすると
快適に入れ歯を使えるようになったようです。
すると寝たきりだった老人は起きて生活できるようになりました。
視聴者は魔法みたいに思ったかもしれません。

他の老人は認知症が進んでいるのか、虚ろな顔をしています。
やはり、口元は皺だらけです。
入れ歯が入っていないのがわかります。
その方も、作ったことはあるのです。
でも不快なのでしょう、使っていません。

川原先生がまた入れ歯を調整して、使える入れ歯に変えました。
すると、見た目も認知症独特の容貌が20歳くらい若返り、
別人のようになりました。

我が国は超高齢化社会になっています。
高齢者=医療費、介護料とお金がかかるイメージがあります。
しかし元気な老人もいるのです。

先日も木馬新聞に書いたのですが、
リタイアする前に健康において後悔していることという
アンケートを取ったところ、1番が歯の定期検診を受けなかったことでした。

リタイアする頃って、大勢の方が歯の不調を訴えているのがわかります。

歯の健康が身体の健康につながるのです。
医療費全体からみて、歯科に関する医療費の割合は10%です。

つまり、特集では歯の健康にはお金があまりかからないということです。
しかもその割に、医療費削減に大いに効果があるということです。

木馬歯科に来院されるお年寄りの多くが歯が健康で元気です。
わたしは「後、30年くらい来院してね」と送り出します。

また「時間がたつのは早いですか?」と聞くこともあります。
元気な方は「1日も、1年も早いよ」と答えます。

わたしは「幸せな証拠だよ、寝たきりで天井ばかり見てたら、
時間が止まったようになるよ、大いに結構」

お年寄りの方と話すのは楽しいものです。
わたしは平日が休みで車に乗った時なんかはラジオを付けています。
大沢悠里のゆうゆうワイドを聞くことが多いです。

その中でお気に入りは毒蝮三太夫のコーナーです。
蝮さんとおじいさん、おばあさんのやり取りが微笑ましいのです。

蝮さんは口が悪いですが、お年寄りのアイドルですね。
わたしもああいう風になりたいものです。

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