キンモクセイの香りが強くなると冬の訪れを感じます。沈丁花は春の訪れを感じてうれしいのですが、少しさびしい今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日自民党の総裁選挙があり小泉首相が再任されました。4人立候補したのですが、亀井静香さんはともかくあとの二人の名前は過去の人になりもう忘れているのではないでしょうか。

歯科医師会に所属していると自動的に自民党員になるので総裁選挙には参加しました。小泉陣営からも亀井陣営からも電話がかなりかかってきたようです。実際には出ることはなく受付で「わかりました」と返事をするだけなのです。この場合「わかりました」は投票しますということです。自民党員ですが最近では歯科医師会の所属でも別に自民党員にならなくてもよくなったそうですが、角が立つといけないのでやめないでいるのです。

今回4人の話をテレビや新聞で見たり、読んだりしていろいろ勉強になりました。小泉対反小泉というのは、はっきりとわかったのです。やさしく言うと。行政改革か景気回復か、が争点だったわけです。どうでしょうか。行政改革より景気がよくなったほうがいいような気がしませんか?十年くらい前にバブルの時代というのがあり、好景気だったのです。わたし自身はそれほど好景気を感じませんでしたが。

税収と予算の話をしましょう。少しばかり勉強しました。前年度の税収は40兆円で予算が84兆円だそうです。どうですか知らなかったでしょう。わたしも今まで知りませんでした。そして先ほどのバブルの時代で一番景気がよかった時で税収は52兆円だったそうです。ですから、たぶん税金をばらまいて公共事業を増やしても好景気は来ないだろうし、例え来たとしても52兆円以上の税収は見込めないのではないですか。

一般家庭において年収が400万円の家庭が年間に840万円消費していたらどうなるのでしょう。家計は火の車どころではありませんよ。やがて自己破産をするか一家心中するかになるでしょう。いったいわが国が自己破産したり一家心中するとはどういうことなのでしょう。それ以上のことはわたしもよくわかりません。ただ一般家庭なら金を借りてくるわけですが、国の場合国債を発行するわけですよね。小泉首相の言う、行政改革というのは簡単に言えば予算を減らしましょうということですよね。理想的には40兆円以下で生活しましょう。そんためには無駄な道路を作るのはやめましょう。郵便局を民営化して公務員を会社員にしましょう。そうすれば国が出していた給料が逆に所得税を払う方にまわるということでしょう。けして公務員が所得税を納めていないということではありませんよ。民営化できるものはしたほうがいいということです。

問題は「行革、行革」と言いながらなにも進んでいないことです。川の向こうにある焼肉屋は、あれは「牛角」です。いつ行っても混んでいます。安いのかと思うと会計ではたいして安くない。商いとしては非常にプロフェッショナルを感じます。

さて、医療のことを話しましょう。年間医療費、昨年は31兆円だったそうです。恥ずかしながらわたし、31兆円は知っていましたが。それは健康保険料と窓口負担で賄っていたのだとばかり思っていました。保険料と窓口負担を合わせて15兆円だそうです。それなのに保険請求すれば必ず2ヶ月後には振り込まれています。20年間遅れたことはありません。保険制度は16兆円の赤字を税金で穴埋めしていたのです。先ほどの84兆円の予算の内16兆円は医療費です。約五分の一です。

どうです、驚いたでしょ。しかしながら医療費を無駄とは考えないでください、たしかに無駄であるところもあるのですが、世界一の長寿です。アフリカであれば未熟児や幼児が感染症に罹れば亡くなるところ日本では多くの命が救われているのです。わが国くらい少ない負担で最高の医療が受けられる国はありません。

そこでわが木馬歯科の存在理念です。患者さんを将来寝たきりにさせないです。6月に木馬歯科通信で書いたようにわが国の80才における残存歯数は4,5本と書きました。そんなはずはないとうちの歯科医院を調べたところ70歳でも平均21本だったのです。これは20年間のブラッシングの成果だと信じています。

次に考えているのはブラッシングの徹底で8020を達成するのはいいのですが、生まれたばかりの子でも80年すれば老人です。つまり全ての年齢がブラッシング指導の対象なのですが、わたしが結果を見ることができません。10歳の子が80才になったときわたしは墓の中でしょう。

もう少し短期の目標はないだろうかと考えました。こういう目標はどうでしょう。小学校卒業時に永久歯にむし歯がない。だいたいが6年生までに乳歯から永久歯に交換されます。それから高校卒業時に第二大臼歯にむし歯がない。第二大臼歯は14才くらいで生えてきます。大人の場合は神経を抜くような治療にはならない。C3というのが神経を抜くような治療に該当します。それと歯周病に罹らせない。このようなことを目標にしていこうと思っています。

つまり理念は医療費の削減です。歯科で使う医療費は約3兆円です。歯の無い方、少ない方ほど病気がちで医療費をたくさん使うのです。歯を健康に保ち、同時のに体も健康。そして医療費の削減。豊かな国づくりに貢献しましょう。