お彼岸も過ぎ、本格的な秋です。食欲の秋、読書の秋などと言いますが。一年中食欲のある人もいれば、一年中本を読まない人もいます。だれが最初に言ったのでしょうか。三球照代に聞いてみましょうか。照代さんは鬼籍にだいぶ前に入られてしまい。三球さんはとげ抜き地蔵の近くで、年寄り相手のブティックというか、洋服屋をやっています。
先日夏休みの終わりに息子と二人で近くへ旅してきたんですよ。交通機関は都電荒川線です。早稲田から三ノ輪橋まで。一日乗車券を買うと乗り降り自由で割安です。よくテレビであるじゃないですか各駅停車のなんとかみたいのが、旅行記を書こうと思ったんですよ。夏休みの自由研究で。親ばかというか少しは父親らしさを見せようと思ったんですよ。一日で済みますからね。地下鉄東西線の早稲田から徒歩15分くらいのところに都電の早稲田駅はあります、ところで駅でいいのかな?停留所かもしれない、改札はないけど、プラットホームはある?いったいどっちなんだろう。考えると夜も眠れなくなっちゃう。三球照代がいたら聞きたいところですが、あれはどっちが正しいのでしょうか。詳しい人がいたら教えてください。

途中早稲田大学の中を通りましたが夏休み中ということもあり、時間が止まっていました。大隈講堂の前で記念写真を撮りました。大隈先生を説明するのに苦労しました、結局偉い人で済ませましたが。昔なら500円札だしてこの人だと言えば済んだのですが、田町に行けば楽だったなんて思いましたよ。でも一万円札なかったんだ。この界隈は小学校あがる前によく来たはずなのに30年で変わるものですね。早稲田にある伯母の家から庚申塚にあるとげ抜き地蔵によく行ったんですよ。

今回の旅のメインポイントもここにおいてあります。お地蔵さんでは線香の煙を頭とおなかになすりつけられました。頭とからだがよくなりますようにと。からだはともかく、頭のほうは効果なかったですね。

さて、乗車して我々は運転手の隣に立って前方を見ました。よく対向車とすれ違うんですね。5分間隔くらいででているんじゃないでしょうか。最初の停留所が面影橋です。よしだたくろうの歌にもでてきますが、ここじゃないですよ。たぶん余談ですがあの曲は及川恒平の作詞であの人は関西人ですから。面影橋から天満橋~と歌っていますので大阪の地名でしょう。それから明治通を右折してしばらくするとサンシャイン60が左前方に見えてきます、これは小さいころにはなかったものです。ここで思い出すのが、「かぐや姫」のレコードジャケットです。「はじめまして」というファーストアルバムはこうせつ、しょうやん、パンダがよれよれの服を着て都電をバックに撮っているのです。と書いたところで不安になりCDのジャケットだして確認しました都電は撮ていませんでした。でもラジオかこうせつの著書で読んでます。たしか600ミリの望遠で撮影したのでまわりから変な風に思われたと。おもわず神田川を口ずさんでしまいそうです。僕の神田川のイメージは都電の軒先をかすめるように走る町並みです。

鬼子母神も過ぎて庚申塚です。踏切をわたりしばらく歩くと駄菓子屋があります、少し休憩をしましょう。何年か前にも妻と二人でお地蔵さんに来た時もここに寄りました。ベーゴマを買ったのですが「これまわせないんだよなー」とつぶやいたら店のおねえさんに「関西の人ですか」とたずねられたのです。新宿あたりのいとこ連中はこれがまわせたのですが、家で練習もしたのですがガラスを2枚割ったところで練習は中止となり未だに回せません。でも息子の持っている誰でも回せるベイブレードなんかどこがおもしろいんだか。ソースせんべいを食べ、ラムネを飲んで出発です。思ったよりもお地蔵さんは遠くにあり疲れました。三球さんの店も火曜日は定休日で会えませんでした。お地蔵さんでは昔やったように息子の頭とおなかに煙をなすりつけました。でも言ってやりましたよ「これで安心するなよ」とこれでよくなるくらいなら苦労しません。次にお地蔵さん本体を洗いました。柄杓で水をかけてたわしで息子にこするように指導しました。背伸びして頭を入念にこすっていましたが、やらないよりは効果があるかもしれません。お参りが終わりまた庚申塚まで歩くのですが、子供は長い距離を歩くのが苦手です、のどが渇いたのなんのとうるさいこと。がまんさせたら、もうこの先はいいから帰るとの意見を振り切り三ノ輪橋を目指しました。こっちも疲れてしまい、予定していた飛鳥山や荒川遊園地では下車せず、終点の三ノ輪橋まで行きました。荒川車庫では、山田太一のシナリオの名作「男たちの旅路」のロケはここでやったんだよなーとふとよぎりました。三ノ輪橋の長いアーケドの商店街を散歩したかったけど。乗ってきた電車に再び乗りました。さすがに終点の早稲田までは乗らずに大塚で降りて池袋から帰りました。

短いようで長い旅、これをネタにして自由研究は片づきました。あんなに歩かされてむくれてた息子も後日また行きたいとのことで楽しかったようです。どうです海まで行かなくても、軽井沢に行かなくても、旅館に泊まらなくても旅はできます。

世の中不景気、不景気の大合唱ですがお金をあまりかけなくても楽しみはいくらでもあります。最近読んだ本で「クルマを捨てて歩く!」という杉田 聡さんという埼玉県で生まれ現在帯広畜産大学の教授をしている方が書いています。クルマを所持しないことにより、経済的にも時間的にも余裕ができるという非常に考えさせられる内容です、講談社新書からでていますので読んで下さい。僕自身昨年暮れに車を買ったのですが11年乗った物が手放せなくなり2週間ほど2台所有していました。もう一台の駐車場をさがし、保険も倍、車検も倍、税金も倍。その2週間の間古い車を使う機会があったかというとありませんでした。結局ガリバーにただで引き取ってもらいました。うちでは妻も運転するのでゆずりあって使っていますが、二人ともあまり使わなくなりました。歩くと見えてくるものは沢山あります。近所の夕飯のおかずのにおいとか、季節の移り変わりの花の香りとか、気温もそうですね。車のフロントガラス越しでは青い空も曇ったままではないですか、サングラスをかけたままでは本物を見る力が発揮できません、たまには歩いて新しい発見をしてください。

ご存じのように、我がマイカルは民事再生法が適用となり再建を目指しています、近い将来再建するでしょう。狭山店におきましては1000%閉店はありませんので安心してください。私自身もかなり暗い気持ちになりましたが、人生塞翁が馬です。うまく事が運んでいるときは油断しないように、反対の時はあまりくよくよしないように。ということです。ひとそれぞれ人生いろいろですが明るく前向きに生きようではありませんか。健康であればなんでもできます。歯を大切にすることが一番の健康法ですよ。

サティともども今後ともよろしくお願いします。