先日、もうすぐ都会議員選挙ということもあり、知り合いの板橋区選出の土屋たかゆきさんをはげます会なるパーティに行って来ました。めずらしく中華料理で円卓を囲む形式だったので、ひとりでいったものですから、だれも知り合いなどいようはずもなく。円卓のメンバーと名刺交換がてら自己紹介をおたがいしあいました。隣に座った金子さんというかたは関東圏で老人ホームを建設しているという60才くらいのひとでした。なんでも老人ホームを建設するというのはたいへんらしく、まわりの住民が一人でも反対すると計画がふりだしにもどってしまうそうです。今時全員一致などわたしなど逆に疑ってかかってしまうのですが。ですから老人ホームは人里離れたところにしか建設できないそうです。畑が似ているということで意気投合しました。
まず、老人ホームが自分の住んでいる近くにできるということは、それほど反対することなのか、といこと。知りませんでした。ただ、あまりにも高齢化社会の短所ばかりを報道しすぎるのではないかというのが実感です。現在日本は高齢化社会ではなく、高齢社会になりました。ただ老人一人を支えるのに若者が三人必要だとか、二人必要だとかいいすぎです。そんなに、介護しなくてはならない老人ばかりではないはずです。

金子さん自信もわたしの目から見ると老人でしたが。若者に支えられるどころか、若者をリードしていくような人でした。そんな人たくさんいますよね。ただ、金子さんが率先して老人ホームを作りすぎると負担はたいへんになってくるような気がしました。いったい人はいつから老人になったと自覚するのでしょうか。よくわかい娘が20才になったから、もうおばさんみたいな発言をしますが、冗談にしても腹が立つてきます。それからわたしが疑問に思うのが、そういう福祉施設や慈善病院の建設に携わるということがいかにも善であるような、感覚を持っている人が多く、自分自身に疑問を挟まないことです。

施設が充実すればするほど寝たきり老人は増えるように思えてしかたがない。病院が増えて病人は減りましたか。これは歯医者にもいえるのですが。いつか見たドキュメンタリーでは、アメリカだと思うのですが、寝たきり老人にしないために運動させているのです。やはり発想を変える必要がありそうです。社会の荷物になった老人をどうするかより、社会にいつまでも貢献できる老人になるにはどうしたらよいか。

福祉は言霊からいうといきすぎると「福止」にはなりやしないかと。  ここからが、今月のポイントです。2年程前所沢のケアホームに出入りさせてもらいました。ここは介護の必要な老人と介護の必要のない老人が別棟に住んでいます。両者の違いはどこにあるか。歯があるかどうかなのです。咬合機能が働いているかいないかです。もう少し極端にいえばぼけないためには歯を大切にするということです。

歯を失う原因の多くが歯周病です。早い人で30才くらいから始まります。わたしは中学の学校歯科医をしていますが歯肉炎は3割くらいの中学生が罹患しています。

総入れ歯を使用している人は最初の入れ歯が総入れ歯かというと、そうではありません。少しずつ抜けていくのです。では抜け初めてから歯周病になったのかというと、そうではありません。初期症状は数年前からでているはずです。例えば歯肉の色、腫れ、形、出血など。この病気は治療が可能で予防も可能です。不治の病ならどうしようもないのですが、先手必勝。

歯周病は感染症で原因がプラークにあります。当医院には位相差顕微鏡が用意してあります。歯垢をみれば将来の予想ができるのです。きちっとしたブラッシングをすることによりプラークの状態が変化します。年をとるということは抵抗力が低下するということです。20才の時は3分のブラッシングでも健康は維持できたかもしれませんが、40才ではそうはいきません。年齢がいけばいくほど、ブラッシングの時間を増やしてください。

今現在自分の口の中に歯が何本あるか数えてみてください。28本あれば、80才でも28本を維持してください。けして不可能ではありません。当医院では協力を惜しみません。歯科医師と歯科衛生士一体となり。協力します。これが自分自身の健康=幸せ に繋がり、日本の国益にもなります。

わたしは、ブラッシングは学校では学べない、教育だと思います。是非協力させていただきたいと、思います。