患者さんで、写真家だったMさんが久しぶりに来院した。
この方は、心臓病で長く通院していた。

以前来院した時、長く通院しているということは、治らないということでは?
と失礼なことを言ったことがある。

その時は、誰も言ったことがないのだが、口の中の常在菌がコントロールできずに大量にあると、歯周病を発症し、毛細血管から歯周病菌が侵入して心臓を悪くするかもという仮説を熱心に話したのだ。

Mさんは重篤な歯周病だったのだ。

毎月来院してもらい、ブラッシング指導をして、半年くらいでだいぶ歯肉の状態もよくなり、歯肉からの出血もなくなった。相変わらず、数年通っている大学病院での心臓の結果も気になり、Mさんに質問した。

「心臓の方はいかがですか?」と、なんと医者が驚くほど改善したそうだ。
同じ治療しかしていなかったので、あまりの変化に医者が「Mさん、何かやったのか?」と逆に質問されたそうだ。

Mさんは「歯ブラシを一所懸命にやるようにしました」と、もちろん医者は変な答えだと思っただろう。

その後、Mさんから別の報告をいただいた。

実は心臓も長年通院していたのだが、皮膚科とも縁が切れなかったそうだ。

最初の数年は町の皮膚科へ、ところが全くよくならず、大学病院を紹介されまた数年通院。

Mさんは自然を撮る写真家なので野山を歩く、どこかで植物に被れてしまったらしい。

これも、心臓がよくなると同時によくなったのだ。

医者からまた「Mさん、何かやったのか?」と「はい、歯ブラシを一所懸命にやりました」とトンチンカンな受け答えに見えたことだろう。

あれから10年以上経過して、世の中が変わった。

今年のむし歯予防週間あたりのテレビ番組、たけしのみんなの家庭の医学では、心筋梗塞や脳梗塞の原因の一つに歯周病菌が考えられる。と番組の中で言っていた。

また最近のたけしのみんなの家庭の医学では脂肪肝から肝炎へ歯周病菌が原因で移行することがあると放映している。

素人で心臓や脳や肝臓をいじることは不可能だけれど、口の中を清潔に保つということは、そんなに大変なことではない。

でも、歯科医から見た合格のレベルに達している方は2割しかいないのだ。

木馬歯科では、患者さんをブラッシングの達人に導く努力を惜しまないのです。健康な人をたくさん送り出すことが使命だと思って、今日も診療に励んでいます。

Mさんは久しぶりに来院して、ちゃんとブラッシングしたら、ダイエットにもなったと言っていました。

こういう奇跡もあるんですね。

磨き残しが10%以下の人には認定書と記念写真を撮って待合室に飾っています
この写真は『ブラッシングの達人』達なのです!!平成15年からはじめて1000枚を突破しました♪
写真がNGな人もいるので人数でいったら2000人以上が合格しています!!
詳しくはブラッシングケア